Sakiko Noumi
軸王トレーナー
Sakiko Noumi
経歴
・中学〜大学まで競技者として陸上競技のハードルを行う100mハードル 全国大会出場経験あり
・筑波大学体育専門学群卒業
・大手スポーツクラブ入社
・独立、株式会社ルネサンスと業務委託契約
●パーソナルトレーナー
大手スポーツクラブでの活動を中心に、学生スポーツ指導、日常生活姿勢改善、ダイエット、企業向け健康経営施策等、大学生から70代の高齢者まで幅広い年齢の男女の指導活動を行う。
バレトンソールシンセシス ヨガ(社内資格)
●その他
企業向けフィットネス動画モデル出演
Miss Earth埼玉大会2021 TOP10審査員特別賞 受賞
Beauty Japan神奈川大会2021 Beauty賞 受賞
資格
保健体育科教員免許
健康運動指導士
PHIピラティスマットI&II
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
ダイエット&ビューティースペシャリスト
自分の活動について。
健康でいることは、他の全ての物事の土台であり、健康を損なえば生活の基盤が成り立たない、という話はよく耳にするかと思います。
大学時代の授業では、スポーツを含む運動は、趣味、競技、医療、ビジネス、社会貢献、自己実現と色々な場面で広く心と身体の健康に寄与しており、「健康」を構成するかけがいのない一要素であることを学びました。
そして、運動がこれほど大切にも関わらず、実際には世界的に「若年層の運動不足」、「生活習慣病」、日本では「平均寿命と健康寿命の10年のギャップ」という厳しい問題があることも学びました。
できるだけ若い時から運動習慣を持つことが、未来に起こりうる生活習慣病や寝たきり、介護のリスクを下げることを知り、自身が小さいころから親しんできた運動・スポーツを通して健康促進や自己実現に貢献したいと思い、今もトレーナー/インストラクターを続けています。
軸王と初めて会った時の感想
率直に、初めて軸王に足を乗せて立ったときは、バランスを取ることが上手くいかなくて、フラストレーションを感じました。
バランスを保つためには、正しい場所に体重をかけ、足先だけのコントロールではなく、身体全体を然るべきポジションに置く必要があります。
頭、胸、骨盤、股関節、膝、足と、身体の各部位の位置の「ずれ」を、中央に揃えていくようなコントロールが求められ、「あ、バランスが取れた」という感覚を持てたときには、目の前の鏡の中には自然と真っすぐと綺麗な姿勢で立てている自分がいました。
軸王から降りた後は、より身体の中心に軸が通っている(自然と体幹に力が入っている)ような、身長が伸びたような感覚があって、それがとても心地よかったです。
自分のセッション(メソッド)にどのように取り入れてますか?
色々なやり方があると思いますが、例えば筋トレ(スクワットなど)や特定のスポーツ動作(投球、ジャンプ、)など、強度と精度の高さを求められる複雑な運動を行う前に軸王を使ったトレーニングを入れます。
筋トレやフィットネスのスタジオレッスン、スポーツなどの激しい運動は、身体の使い方に極端な左右差があったり、姿勢が崩れたままで行ったりすると、怪我に繋がるリスクが上がります。それだけでなく、姿勢が崩れることで地面からの力を逃がしてしまい、本来筋肉が発揮できるはずの力を100%発揮できない、効率の悪い動作になってしまうこともあります。
私自身が軸王に乗って上記に感じたように、軸王は姿勢のゆがみへの気づきと修正にとても良いメソッドだと思いました。
クライアントの効果、反応は?
クライアントが身体の内側から筋肉の使い方を習得することだと思います。
つまり、トレーナーに動きの指示をされ、それに従う、という外からの働きかけによる形式的な動作習得ではなく、クライアント自身が感じ、気づいて、自分の身体をコントロールできるようになるということです。
クライアントの反応については、最初は「バランスが取れない」「難しい」という言葉をたくさん言っている印象でした。
ですが、繰り返していくうちに、「こうして立てば上手くいくんだ」「できた!」と何かコツを見つけているようでした。
「バランスを取ることが難しい」というチャレンジングな課題がよりクライアントの運動意欲を掻き立て、バランスが取れるようになってきたときの成功体験が得られることも、運動への楽しさを実感してもらえると思います。
軸王は何がいいのでしょうか?
道具を使ったトレーニングの方法は様々ですが、軸王は特に「不安定さ」を与えることが大きな特徴だと思っています。そして、軸王には足の置く場所がきちんと決められていて、あるべきポジションに身体が乗っていないとバランスを崩すような形状に作られています。これは、クライアントがトレーニング中に正しい姿勢を保つ感覚を養うことにとても有効だと思います。
また、アスリートやトレーニング熟練者に限らず、少し運動に慣れてきたばかりで、運動強度やバリエーションをこれから増やしてみようかな、という方にもとても良いトレーニングだと思います。
また、持ち運びもできるので、さほど場所を選ばずにできるというところもトレーナー目線では嬉しいです。